アルバニアからタイに向かっていた危険な産業廃棄物を詰め込んだ海上コンテナが、違法輸出について環境団体から警告が出されたため、ヨーロッパに戻ることが決まりました。A.P.モラー・マースク社の船は、40個のコンテナを積み込み、シンガポールに立ち寄った後、イタリアに向かい、廃棄物をアルバニアへ再移送する計画です。さらに、別のマースク社の船にも60個の追加コンテナがあり、これもヨーロッパに戻るよう指示されています。バセル・アクション・ネットワークは、このような輸送が容易に行われることを批判し、各国政府に対して、危険廃棄物に関するバセル条約で定められた規制を遵守する必要性を強調しています。